数年前からあちこちで聞かれるようになった「インバウンド」。
2020年のオリンピックを間近に控え、いよいよ盛り上がってる感がありますね。
数ヶ月前から大阪に再び出稼ぎにでている私も、外国人の多さにただただ驚きつつ、時代の流れだな〜などと遠まきに見ていました。
が。
無関係だと思っていた私のところにも、静かにその波はやってきていたのです。
突如降って湧いた「観光系ポータルサイト、作ってよ」の依頼。
先日、ふらっと地元を歩いていたら、新規オープンのお店を見つけました。
ガラス張りの店内を覗き見ると、どうやら地元の伝統工芸を紹介する観光アンテナショップである様子。とはいえ、コテコテの民芸品ではなく、そこはかとなくオシャレな感じです。
その日は予定も特になかったので、誘われるように店内へ。
すると、そこの店主さんとものすごく意気投合してしまい…気がついたらホームページを作ってよ!と。笑
なんでも、地元観光のポータルサイトを作って欲しいとのこと。今や有象無象のオウンドメディアが乱立している中、小手先の戦術で勝てるポータルサイトが作れる自身は、はっきり言ってない。
ない…けれど、「面白そう!」と思っちゃったんですね。うっかり。
私の今住んでいるところは「奈良」と名は付いているものの、鹿もいなけりゃ有名な寺もない。家だけはものすごくいっぱいある!という、いわゆる新興住宅地…だと思っていたのです。
が!
店主さん曰く、この辺りにもじつは面白いコンテンツが人知れずあって、まだまだ掘り起こせばいっぱいありそう!とのこと。

例えばこんな、知る人ぞ知る桜が見事なお寺とか。
未開の地からお宝を発掘して世の中に広めるって、めっちゃ面白そう!やります、一緒に盛り上げていきましょう〜!と請け負ってしまった次第。
しかし、大規模(になるかもしれない)ポータルサイトは作ったことないし、小さな店舗さんだから予算もあまりないし…。
第一、兼業フリーランスの私も、あまり作業時間は取れない。。。
どうしたもんかな〜と考えた末、一つの妙案を思いつきました。
↑これ、使います。(結論)
曲がりなりにも「Webデザイナー」という肩書きで仕事をしている私が、なぜテンプレート(テーマ)を使うに至ったのか。しかも有料の。
理由は下記の通りです。
サービスを「小さく始める」ためには、割り切ることも大切。
サイトの作成依頼を受けた場合、たいていは「ワイヤーフレーム」「カンプ」「コーディング」と言った流れで進めます。
オリジナリティあるデザインを作るには、そうするのが結局早い、という自身の経験に基づくものです。
クライアントさん側も「時間をかけて丁寧に作ってくれている」と感じてくれやすい感もあります。
でも。時代は私がWebデザイナーを志した5年前と比べて大きく変わりました。当時流行りだしたレスポンシブな仕様は、今や当たり前。デザインがキレイで使いやすいことはもちろん、制作のスピードもよりいっそうの速さが求められるようになり、フリーランサーの増加で単価もどんどん安く…。
そこで、私は覚悟を決めました。
「テンプレートを使おう」と。
今まで、「テンプレートを使う」という行為は、自身の中でどこかプライドが許さない部分がありました。誰でもできるやん、と。
しかし、今回売っていきたいのは「コンテンツ」であり、「美しいサイト」ではない。じゃあサクッとはじめて、デザインは追い追い詰めていけばいいんじゃないか、という結論に達したわけです。
余談ですが、もちろん「ポータルサイトを自作」「最適な方法は」「観光メディア」などなど、色々なワードで検索し、様々な案を推敲した末の、苦渋の選択でもありました。
で、改めてテンプレート選びの旅に出たわけですが…
旅の過程はこれまた長くなるので割愛します!
で。結論としては、前述の通りこちらいんばを選びました。
WordPress用テーマ界では言わずと知れた(?)、TCDさんのGENSENです。
TCDさんの提供されているテーマの中では価格帯も最上位クラス。決して安い訳ではないのですが、最終的には「これしかない」と。
サイトは現在鋭意作成中ですが、軽微なカスタマイズでもなかなか良い感じです。
秋を目処に、サイトオープン目指して作り込んでいきたいと思います!
自分の作ったサイトがきっかけで、地元が盛り上がってくれたらいいな〜!
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